伊那市の私鉄JR沿線の駅の近くに平成1年に建設した賃貸アパート建たっておりました。一つの階に1K8室2階立ての全部で16室の賃貸アパートでした。お便所と風呂場が別々のタイプであでしたが、地区的に1Kのアパートが非常に多く建設されてきており、競争力がなくて、空き室が多くなり、現在は5室しか入居者が入っておらず、11室が空いておりました。築年数が古くなる一方修繕費がかかり、また、収納スペースも少ない為人気が無く、大変困ったオーナーから相談を受けました。
平成2年に建設
借入金残額1300万円
家賃収入210万円
テレビドアホンやオートロックキーに代えたり、収納スペースを修繕してクローゼットを取り付けたりすべく改修工事をしても、周囲には多数の1DKのアパートがあり、しかも空き室が目立ってきている為に、競争力は回復しない点、今後保有していても固定資産税や修繕費がかかるだけである点、等を考えて、オーナーに任意売却を勧めました。
任意売却のポイント
@ 現状のままで入居者が入っている状況のままで売却する
A なるべくペット可等にしてもいいので、入居者を入れて空き室をすくなくする。
B 清掃をきちんとして、雲の巣は取り、ポストのチラシ等は常に処分する見た目をよくする。
C 建物を取り壊して、更地にして土地を明け渡すという方法での売却はしない。
D 錆びた手すり等は、オーナー自らペンキ塗り等をしてもらい、費用のかからないようなかたちで見た目をよくする工夫をしてもらう。
E 入居者に協力をいただき、外にタイヤやビール瓶の空きケースやゴミ等を置かないようにして頂く。